理事長あいさつ
理事長 二宮正則
平成9年の医院開業から5年という異例の速さで私たちのグループは成長してまいりました。
開業の折に理想として掲げた「地域に密着した医療」を育て上げるために邁進してきた成果であると自負い たしております。
また、最終目標でもある医療と福祉の融合体を目指すために、訪問看護を中心とした在宅医療と デイケア・デイサービス等の通所系福祉事業、さらには訪問介護と一つ一つ着実に実践してまいりました。
そして、今ここに皆様の多大なるご支援を頂き、”なごみの郷” を完成させるに至りました。改革なくして存続 すら有り得ないとまで言われる現在の社会情勢の中、いよいよ、2002年 “なごみの郷” も船出をいたし ました。奇しくも、我々の社会福祉法人 正仁会が設立されたのも介護保険法施行の2000年です。
介護保険法と共に歩む体制が整ったわけです。介護保険スタート以降、福祉問題(介護)が注目されてきて います。しかし、福祉は医療の支えがなければ間違った方向へ進む可能性があるのではないかと危惧してい ます。介護の必要な方は皆、重度疾病を持ち合わせていると言っても過言ではなく、急性期医療を経て現状 があるわけです。
個々の介護を決定するためには、本来の疾病の程度を熟知する必要があり、そのためには医療と福祉が密 接な関係を築き、より集約的な介護を行うことが理想であると考えます。
我々は、医療と福祉の融合を目指した社会貢献度の高い施設を構築していきたいと考えています。